Memoに記載しました文章及び絵を纏めました。
加筆修正有り。

黒字・本文
青字・一人事

下に行くほど新しいです。

2008年4月半ばから終り。



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2008/04/16
自己防衛も出来ぬのに。


怖がりな私が彼を見ると、
彼の怖い事は、ただ愛しい彼との世界が壊れる事なんだ、と安堵した。

私がまかり間違っても、
壊すような事をしなければ、

私は抹殺されない。

彼は決して強くないのに。
彼の狂気は私以上。

私が怖がらない、なんて事は無い。



時々思う。
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2008/04/17
繰り返す。


しとしとしとしと…しとしと…・・と、良い天気。良い天気。

視覚で認識するのが困難な程の小さい小さい雨の飛礫つぶてが、
こんな黒い傘を惜しげもなく叩く。叩く。

この陰鬱な空気が好きだ。
日差しを覆う灰色の重厚な雲が、まるでふかふかの寝台のよう。

生乾きの匂い。これは嫌だ。
ああ、もっと濡れてしまいたい。
いっその事、もっと!


そっと鍵を開けてみる。
誰か居るかな。誰も居ないよ。
陰鬱な空気が充満してる。
まだまだ日差しは寝台の上。
陰鬱な空気を肺の奥まで。奥まで。
吸い込んで、ああ美味しい。

「お帰り」の義務が憂鬱。
「ただ今」と義務を返す。

どうして家には誰かがいるの?
私はこの家が誰の家か解らない。
どうして皆、其処が自分の家だと解るの?


私、此処に帰ってもよかったのかしら?


私、本当は此処の人間じゃぁないのに。ね。



本当に嫌気がさすんです。
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2008/04/19
私の好きな言葉だけ。


いつもいつも。

音を外さないように。

いんを踏む事だけに必死になって。

成るべく陰暗な言葉を選んで。

文字をつづる。

彼女の好きな言葉だけ。


彼女の好きな、言葉だけだよ。



彼≒私。

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2008/04/20
積み木


さあさあほら、積み木遊びだよ。
一番高く積み上げた子が勝ちだ。


見られた。私を。とても、可哀想な目で。
そんな事は、無い。
仕合せを。歓喜を。享楽を。掻き集めて。重ねて。
崩れないように。
生きているのだから。

一つ。二つ。慎重に重ねて。
一つ。二つ。崩れなかった事に、喜ぶ。

少しづつ。背の丈に、近づく。私。


あ、御仕舞おしまい。


崩れる音。軽快な。爆発音。そんな気がする。
私、何か言おうとした。
忘れる。きっと、どうでもいい事。そんな、気がする。
軽視。癖。

一から。積み木を探し出す。

一つ。二つ。慎重に重ねて。
一つ。二つ。崩れなかった事に、喜ぶ。

今度は。出来る。上手く。私。


はい、御仕舞い。


崩れる音。軽快な。もっと。そんな感じ。
私、何か言ったかな。
忘れた。だって、どうでもいい事。そんな、感じ。
消去。常。

見習う。周りを。
羨ましくない。不思議と。

見た。また。可哀想、だと。私を。
そんな事は、無い。

思う。可哀想。貴方は。


この積み木が高く高く塔を成したとして、賞賛を浴びたとして。
れがただの積み木遊びでしかなく、
何処にでもある安い文句でしかなく、
皆が夢見る、薄ら寒い夢でしかなく、
幻想に惑わされている事でしかなく、
それはつまり、詰まらない概念に固執している状態でしかなく、
催眠術か病気の様に、作り話に踊らされている状態でしかなく、
現実を直視出来ない、認める事も出来ない可哀想な人でしかない。


崩れる音。
誰かの積み木。
私の積み木。
貴方の積み木。

夢から、覚める。貴方。願って。

背の丈まで。私は。
一から。積み木を探し出す。


あ、また御仕舞い。



素直に書き出し。
でも、もっと語彙が多ければいいのに。
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2008/04/24
首吊り坊主


首吊り坊主が窓辺で笑う。
白いおべべがゆらりゆらり。


其処の君々、一寸ちょっと待ってくれたまえ。
私の母様見当たらん。
一緒に探してくれないか?

それならきっと、あの白い傘。


首吊り坊主が窓辺で笑う。
白いおべべが可愛いね。


窓辺で笑う坊主は首吊り。
白いおべべも濡れた頃。


見つけた、あの傘。とても素敵なお色だね。
私の母様傘をさす。

一緒にいって下さいな?

そう言う母様、さし出した。
二人の帰路に雨のお味だ。

鮮やか、赤い傘。



歌えたら良いなーと思い、歌っぽい言い回しで書いたもの。
あんまり歌特有の言い回しは好きではないです。
が、歌うなら致し方ない。いや歌えないけど。(笑)
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2008/04/25
君の声が聞こえるから


木漏れ日の舞うあの午後の日に
昔のように
お伽話を聞かせて上げる。

君によく似たお姫様。

君の呼吸が止まろうと
必ずあの日の元で
僕は話すよ。

君によく似たお姫様。


どうか、何処かで

聞いてください。


君がこの日に居られずとも。

あの日と変わらず
君の声が聞こえるから。



どうか、何処かで聞いてください。の言葉が先走って、
後は適度に書き足し。
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2008/04/27
肉食動物


最高なのは血の滴るブルーかレア。

屠殺された儘、食すように。

銀の食器に並べて喰らう。

お前も食べろよ、糞生意気な妹君いもうとぎみ

そんなんだから痩せっぽっちで可愛く無いんだ。

畜舎で飼われて太れよ、いい加減。

お兄様が喰ってやるから。

待て、待てって冗談だ。

んな顔すんなよ、不細工だなぁ。

ほら一番初めのメヌエットを、如何ですか?

ああ?俺とじゃあ踊れねぇって、ホント可愛くねぇな。

この皿の豚の方が、ずぅっと可愛いぜ?



彼の根本の考え方が好きです。
筋が通ってる人、好き。
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