Memoに記載しました文章及び絵を纏めました。
加筆修正有り。

黒字・本文
青字・一人言

下に行くほど新しいです。

2008年10月。



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2008/10/02
僕はぼくだよ。


閉じ込めた!
成功だ。
寝ている隙に、しっかり閉じ込めた!

起きてしまう前に、謝ってしまおう。
僕が悪いんだもん。
ちゃんと言えるかな。
ごめんなさい、って。

謝らないと。
謝りたいんだ。
ちゃんと言えるかな。

みんなは、とやかく言うんだけれど、
僕は謝りたいよ。


また、そうやって僕をバカにするんだ。
なんだよ。
同じ事の繰り返しだって、今度は違うかもしれないじゃないか。

バカにするなよ。

そんなに言うなら、みんなが何とかしてみてよ。


バカにするな!



結局言えなかった。
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2008/10/03
私としての、わたしを。


余計な事は言うんじゃない。
その口は、閉じる為にある。

黙秘。

もう、目も閉じるんだ。
だんだん、お前がみんなに広がる前に。
アレと同様、アレより深く、閉じ込めよう。


ねぇ、私と彼女の間にオトナである必要なんてあるのかしら?
それは、先々必要になるであろう、オトナとしてのスキルだけれど。
今の私と彼女の間に必要があるかしら?

コドモのように、
泣いて、わめいて、駄々をこねても良いでしょう。

ねぇ、宜しくて?


アレも、コレも。
広がる前に、全部ぜんぶ!寝かしつけよう。
深く、閉じ込めよう。



子供の特権。
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2008/10/05
僕に頂戴


かき消して。もみ消して。

君がまた、
声を上げて生まれてくる様を見ては、
二人か三人くらい

僕が貰っても良いかな。

なんて、思ってしまう。


だから、かき消して。
聞こえないように、もみ消して。

君がまた、
声を上げて死に逝く様を、見ていられない。

見ていられないから、
僕が、全てを貰っても良いかな。


なんて、夢見心地。


どうして君は、こんなに甘い声でくんだろう。



うっとりとするような声で愛を呟く。
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2008/10/06
俺が、俺である為に。


騒がしい。
年に一・二度は騒がないと、気が済まないのかい?

騒がしいのは、嫌いじゃないんだけど。
ただ、なぁ。
あんまり騒がしいと。
潰してしまうぞ。
声を漏らした奴から。
有無を言わさず。
殺してしまうぞ。


俺が、増えるのを願うばかり。
きっと、大人しい静かな場所になる。
おそらく、気分が良い。
そうだと、良い。かな。

本当に、そうか?
それが、本当にいいか?


嗚呼、俺が消えてしまう。



他の意識が殖えると大変です。
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2008/10/12
間違え探しの僕。


先日の事だよ。
その日の夢に、あの女が出てきたんだ。
不思議な事に、とても可愛い笑顔で話していた。

それも、とても都合の良い事だよ。
これが不思議な事に、僕にとってとても都合の良い事。


あーあ、もう僕の好きな赫は見当たらない。
あの赤も、あの朱も。あの紅も。
違う。
ちがう違うちがうんだ。違う。違う!

僕の愛する赫じゃない。


それで、何だっけ?
ああ、そうだ。
それでね、お顔なんだけど。
とてもうろ覚えなんだ。
ぼやけたように、映ってた。
声は、嫌にはっきりしてた。
だってね、だって…。

声だけは、いつも聞こえるから。
楽しそうな、笑い声。
だれと話しているのかな。
僕には関係ないことなんだけど。
ただ。

楽しそうだから。

ああ、良かったなー、なんて。

不思議な事に、思うんだ。
何でかなー。


ああ、違うはずなのに。
僕の考えは間違いだって、あいつらは言うから、
僕は間違ってるんだ。
存在を間違えた。

僕は間違い。
僕には、解らない。



意外と長い間曼珠沙華は咲いていたんだなー、と日付をみて思いました。
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2008/10/16
大好きちょこれいと。


名前はないよ。
必要にならないから。

たいりょーせーさんの使い捨て。
今日が薄れれば、廃棄になるんだ。

お昼に食べたちょこれいと、美味しかったなー。
ちゃんと食べていいか聞いたよ。
えらいでしょ、ぼく。

なのに、引っ張るんだ。
ひどいよ。
引っ張らないで。
倒れちゃう。
後ろから、横から。
建物がゆれたのかと、思ったよ。
もう引っ張らないで。

今日が溶ければ、ぼくもあのゴミの山になる。


理解はされなくて良いんだって。
いっそ勘違いされたままで良いんだって。
意味がないから。
そう教えられたから。


ぼくらは、とってもえころじぃなんだ。
ゴミの山から、使える部分をもぎとって。
ぐつぐつお鍋で煮込んだら、型にながして固めるの。
そしたら、新しい子の出来上がり。


今日が消える前に、またちょこれいとをもらったよ。
おいしいちょこれいと。
また、食べれてよかったなー。



最後に良かったと思えたのなら、良かった。
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2008/10/18
私は元気です。


影を、少しだけ見ました。

あの子は元気でしょうか。
声を聞きました。

彼は元気でしょうか。
最近、よく見るのですが。


私からは、見えているのに。
お逢いする事は叶いませんの?

手紙を出したいのだけれど、何処に宛てたらいいのかも解りません。
せめて手紙くらい、だしたいのに。


彼は、元気です。
毎日うるさいくらい。
そこが、可愛らしいところです。


お元気ですか。ねぇ。
また、談笑している様子を、少しだけでも覗かせて、下さい、ね。



神国を覗いてみる。
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2008/10/20
caramel


キャラメル。
水飴に砂糖・練乳・油脂・でんぷん・香料などを合わせて煮詰め固めた飴菓子。


彼女の小さい口に入り、舌で転がされ、溶けていく。
だんだん小さくなって。
消えていくようで、そうでない。

彼女の中に溶け込んでる。

あんな小さい菓子なのに、僕よりずっと溶け込んでしまう。
悔しいな。
酷く羨ましい。


僕は、どうして溶け込めないのかな?
君の中に形もなく、入り込めたらいいのに。
ひとつになれたら、いいのに。



人の形が消えてもいいから、と。
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2008/10/30
居場所を失う左手


これが僕の形が何となくデキタ。
虹色のケモノから生まれたのを、灰色の幼虫。
混ざる。
溶ける。
這いずりまわってるのが、うまくデキナイ。

僕じゃない、僕になって生きそう。

ミルクはスキですか?
僕をダイスキです。
独立したいですか?
こんな紙に数字をたくさん
たくさんたくさん
たくさん
たくさん
たくさんたくさんたくさん
描いて書いて掻いて欠いていくのも、見ているのがスキですか?
僕はスキです。

うずいて仕方ないです。
早く、掻いて描いて書いて欠いて買いてください。
産めてください。埋めてください。
貴方の早く、ケモノが起きるように悦びます。

僕がちゃんと、その時見ていたのを、ほくそ笑むのが、なかなか容易でもない、あ、嬉しい。
白いケモノ。



●●●の人の手紙は衝撃的でした。
あんな文字が書けたら面白いと思った次第です。
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