Memoに記載しました文章及び絵を纏めました。
加筆修正有り。

黒字・本文
青字・一人言

下に行くほど新しいです。

2008年12月。



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2008/12/01
愛しい君。


「なあ、君、何を食べているんだい?」
小麦の穂のような、粉。
白い塊。
「なんだい、餅か。ふーん。」
「・・・食べたいか?」
「いやいや。君が餅を喉に詰まらせて死んでくれないか、待ってるんだ。」

あゝ、なんて可愛い奴。
そんなに俺の死に様が見たいか。

「なんだい、無事に食べ終わってしまったのかい?」
「残念か?」
「いや、次に期待するたのしみが増えたよ。」

薄い口脣くちびるが、綺麗な曲線を形作る。
優しい目元が、じぃっと俺をみるんだ。
あゝ、なんて綺麗な奴。


「そんなに俺の事が好きか?」
「あゝ、もちろん。君の死に様はいくらでも想像できる。
 想像しただけで、興奮するね。いや、うっとりする、かな。」
「幸せな奴。」
「あゝ、幸せだよ。君のお蔭で。」
「俺も幸せだよ。お前がいるから。」
「当然だろ。僕が一番に愛してるんだから。」


「あゝ、君が窒息して、顔色がだんだん土色になっていくのを見たいよ。」

「もしくは、体の中から蟲が湧いて、内臓を食い散らかして、その痛みで地面に転がりこむ様子をじっくり観察したいな。」

「それとも、鉄パイプをむりやり差し込んで、直腸破裂させるってのも良いかな。」


「なぁ、愛しい君。どういうのが好みなんだい?」



愛しい君への愛情が溢れている彼の話。相思相愛素敵。
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2008/12/06
同じ色の白い雪。


翻弄ほんろうされる白い雪が、美しいと言えるかな。
と、意地悪げに撫でるのですが。
ただ私は、笑顔で「はい。」と応える。


窓を流れる雪の行き先を、追えずとも構わない目線の先が。
なんの意味を持たない事を、お互いに知っている。


晴天から降る雪が、貴方と同じ色ね。
と、意地悪げに撫でで微笑む。
ただ貴方は、笑顔で其の手を掴む。

暖かい肌。
同じ色なのに。
暖かい肌。



雪の日に思った事。窓の外を流れる雪を彼と見ました。
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2008/12/13
けれど、混じわう二人。


あ、異臭。
いや、もうこれは素直に、くさい。と言える程の匂い。

そっと鼻元を覆う。手。
彼の手。
爪の先まで凛とした、綺麗な綺麗な指、手。
陶器の様な、とはまさにこの事。


ねぇ、どうして貴方は、
私に触れているのに、

黒くならないの?


絶対に、交わらない二人。色。
彼の色。 髪一筋から睫毛の一本一本まで、
何にも染まらない、純粋な色。

私の色の方が強いはずなのに。
何にも染まらない色のはずなのに。
何でも染めてしまう色なのに。
彼は一切、染まらない。


優しい目元で、笑う。


初めから染まっているよ。
君が隠している、ありったけの白で僕は出来たから。

初めから染まってたんだよ、君にね。


はぁ、なんて、恥ずかしい人。
いつも、意表を突くんだから。

いつも、私の知らない私を見つけるんだから。



彼の白さには、いつもうっとりさせられます。
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2008/12/15
わたくしごと。


まだ待ち続けるのは、愚かでしょうか。
報われるとは、なんの事でしょうか。

待ち焦がれているのに、
その意味を掴めない。
何も、解ってはいない。


貴女から貰ったものを、まだ大事に身につける私は、
やはり、愚かなのでしょうね。

赦されるって何かしら。
幾度も赦されてきたはずなのに、
私の中には、何ものこっていない。


何かしら。
何かしら、私。

やはり、生きるにはうとましい。

私事わたくしごと



仕方ないじゃない、ただ気持ちだけが遺ってしまったの。
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2008/12/16
眠りウサギを捕まえて。


二人の影。
ここでヒソヒソと話し合う。

理解のない奴に理解を求めて何が楽しいんだよ。
理解のない人に理解してもらうのが嬉しいんだよ。

屈折の芝居。
赤と白の目出度めでたい劇場。

観客は、始終食傷気味しじゅうしょくしょうぎみ

ここでもう一人。

聞いてよ、聞いて!
生まれそうなの。お腹の辺りで。黒いあいつが。
形も成し得ていない、あいつが。どろどろの黒い塊。
出して、出して!って、地団駄じだんだを踏んでる。
もう、生まれそうだよ!


さあ、一度幕を閉じて。


若鶏わかどりの悲鳴。
流水の如き、音。

笑い声。

此処に男はいない。
女子校だから。
いるわけないだろ?

笑い声。

可愛い女の子なんていないわ。
だって、男子校だもの。
いるわけないでしょ?

笑い、声。


嗤う声に、胸焼けがする。


ああ、いけない。
大事は役者が倒れてしまう!
さぁ、さぁ!はやく!はやく幕を閉じて!



眠りウサギを捕まえないと、夢から出られない。
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2008/12/23
欲しがり


密会。御喋り。他愛も無い、御言葉。


そもそもな、お前が満足するものなんか、ねーんだよ。

良いのよ。私は近い未来、本当のお姫様になるんだから。
お洋服も、宝石も、お城も、いつまでも色褪せない、満足出来るものを、
好きなだけ手に入れるんだから。

そんな事より、僕は美味しいものが食べたい。
素敵なレストランで、ギャルソンをかたわららにして。

君は食べる事ばかりだな。

だって、色褪いろあせる事がないんだもの。 食べたら無くなっちゃうから。
満足出来るよ。

それでまた、欲しがるんでしょ?

ある種、底無しじゃねーか。

良いの。良いじゃない。
満足したら、また欲しがる。
欲しがる事に意味があるんだわ。

嘘ばっかり。
本当に欲しいものなんて、無いくせに。
嘘ばかり。


ああ、本当に。そうだ。


睦言。かどわかし。埋葬。


ケーキの夢をみたよ。

意味はなんだい?

自分で調べなさいよ。

あと、デパート。

ああ、そう。


かわいそうに。かわいそう?何が。かわいそうね。かわいそうだ。どこが?かわいそうなんかじゃねーよ。まあ、かわいそう。

ええ、そうね。
そういえば、このお話は終りになる?
わたし、もう寝たいの。


欲求。ああ、全てを飲み込む欲!それが、欲しい!



密談。渇望しては空振り、失望。
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