Memoに記載しました文章及び絵を纏めました。
加筆修正有り。

黒字・本文
青字・一人言

下に行くほど新しいです。

2009年6月〜9月。



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2009/07/06
結末はどうしたの


そんなベットを欲しがる訳はないのです。
引き裂かれた私。


彼女も同様に汚したのでしょう。
そんな女は知りたくない。
私の美しい面影さえ、汚してしまう。

纏わり付く。
振り払う。
頭を、ふる。


ああ、とうとう何も感じなくなってしまったのでしょうか。
まさか、相も変わらず。
飼い馴らされた、犬。


終わらないの。

早く。

生きを止めて!



憎しみとか。
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2009/07/07
お星様に願いを。


笹の葉が見つからないので、カーテンのレールに掛ける。

願い事。

私の王子様、早く迎えに来て下さい。
でないと私、醜い化け物に体を預けてしまいます。
そっと寄り掛りたいのは、貴方様の胸なのに。


はぁ。

王子様の夢を見るのも、なんだか飽きました。


新しい遊びを。
何か無いかしら。

空を見上げても、ただ黒いばかり。

黒は好きなのですが。
願う星が見えないのは困ります。

私の王子様は何処。

飽きても尚、つぶやいて見る。

早く迎えに来て。


来れないなら、私が行くわ。

さぁ、何処にいるか教えなさい。



行動力は大事です。
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2009/07/11
予定


明日は貴方と何処に行こうかしら。


死せる猛獣が夢を見せました。

染色体異常です。
欠けています。貴方のお子さんは。
何処か、と聞かれますと。

                 が、ですよ。


明日は貴方と如何過ごしましょう。


逝ける神々が堕ちてきました。

突然変異です。
新たな進化と言って良いでしょう。
何と申しましょうか。

これが貴方の、               。


明日は貴方と何時までお話出来るかしら。


見せる迷妄は倦厭としました。

本日のお買い物。
大根98円。モモ肉100グラム99円。
半片97円。竹輪93円。
出汁に醤油にみりん、お砂糖入れてコトコト30分。
味見をしましたら、醤油を継ぎ足し、出汁を加え、塩で整える。
そして掻き混ぜ、またコトコト30分。

さあ出来ました、召し上がれ。
美味しいと貴方。


明日も貴方とコレを食べるのです。

もっと、美味しくなっていますから。


つまり、             だからです。



略式おでんと名付けよう。(`・ω・´)
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2009/07/14
境界線


私 他人
自分 他人
人間 その他
生き物 屍骸
私 貴方
自分 他意
人間 その他
生き物 無機物

私 他人

私 貴方

私 貴女

自分 他人


私 他人


自分 他人


私 貴方?



対義語を感覚的に書き出した感じです。
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2009/07/16
中毒


どうして。どうして貴方はそんな風に

言葉を

洩らす




ですか?

それは、貴方の洩らした甘い毒。


あまり。あまり多くを飲み干すと

私、

しんでしまう

では


ないですか。


ひどい。ひどいですよ貴方は。

嫉妬を
感じます。

私の中。


だって、
貴方みたいに

麗しい毒




創れないのです。


躰を統べる脳に満たされた毒が、
切れてしまうと、
私はしにます。

けれど、あまり多くを飲み干すと、

私、しんでしまうではないですか。


ひどい。ひどいですよ貴方!

最上級の賛辞なのです。

ひどい。ひどいですよ貴方!



酷いは褒め言葉。(笑)
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2009/07/18
召し上がれ


死肉に群がる猛禽のくちばしの様に。
貪る私の肉は美味でしょうか。

どうなんですか、貴方様。

端から滴り膝を濡らす、赤い血の染み渡る様子に、私が貴方様に飲み込まれるのを重ねる。

嗚呼、私。全てが有に帰す。

召されるのです、貴方様に。



なんとなくさらっと書いたもの。
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2009/07/21
祈りとお歌のお誘いよ


恨み怨みつらみて世迷い事。
貴方が捨てたこの子は十四を数えております。
この子が時折歌うは手鞠歌。
仕草を加えて揺らす。

祝いましょう。歌いましょう。
あらあら、足をどちらで失くしておいでで。
ならばお手を拝借致しましょう。
さぁさぁ祝杯、飲み干しなさい。


回る廻るとこの頃呟く。
あたしが落としたこの子が十六と成りました。
ますますあたしに似て参り。 裂かれた昔を語る。

笑いましょう。踊りましょう。
ほらほら、声が無くとも御愛嬌でしょ。
あぁ、お手をどうぞ。
さぁさぁ祝杯、注ぎなさい。

祝いましょう。歌いましょう。
あらあら、何もお持ちでないの?
ならばその指の行く先教えましょう。
さぁさぁ祝杯、撫でて掻き混ぜ吐息を漏らして果てる。



歌っぽく書いたはず。
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2009/07/25
光栄至極に存じます。


犬にするなら、勿論美少年。

百合の如き白い滑らかな肌に、赤い鞭の傷跡を作らせては絨毯に寝かす。

手は後ろよ。
ミルクを飲むときは舌を出して。
瞳を濡らして懇願する。
教えなくても出来るでしょう?


鳥篭に仕舞うなら、断然美少女。

薔薇の様な口脣と頬の、お人形と見紛う御衣装で飾っては視姦し手を伸ばす。

顔を上げて。
視線の愛撫に紅潮させて悪戯。
瞳は濁りない宝石なの。
御赦しの請い方は知っているでしょう?


犬が良いかしら。
お人形が良いかしら。
男の子にプレゼントするなら、犬かしら。
女の子にプレゼントするならお人形かしら。
どちらも素敵ね。
きっとどちらも欲しがるわ。

どっちかなんて馬鹿らしいと思いません事?

どちらも手に入れられるわ。

だって、其の為の両手でしょう?

そう、思いません事?


犬にするなら、勿論美少年。
鳥篭に仕舞うなら、断然美少女。

でも、でも。
麗々しい美青年も良くなくって?
たおやかなお姉様でも素敵だわ。

どっちかなんて馬鹿らしいわね。

全て手に入るわよ。

だって、わたくしですもの。

ねぇ。そう、でしょう?



どっちも欲しいよね。
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2009/07/29
性的倒錯者の被虐嗜好は被虐性淫乱症


こんな事をお願いしたら、お嫌いになるかしら。
軽蔑の眼差しで、私を射抜いて下さる?
そのまま、溢れるままに罵倒のお言葉を。
口移しで、飲まして下さいまし。

踏みつけて吐いて。
蔑みの言葉。


何も思いつかない。

どうかなってるとしか思えない。
どうかなってるのだけれど。


罰はまだですか。
お預けを喰らうと、余計膨らみます。
なのに支配者は不在。
待て、のポーズ。


ご褒美は、あまり好きではないの。

其の分、虐めて下さいまし。
悪戯放題。

ああ、口を塞いで。


犬の様に、裸で這う事から。


はあ、酷い異臭。
端(はした)ない唾液。



珍しくタイトルをちょっと捻ってつけたくて、考えてたら時間がかかった。
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2009/08/05
返事は欲していない。


いつもの伏し目がちな目で、まるで溢れるまま歌う様に、声を奏でる。
彼女の紡ぐ言葉は、どこにいくのか解らない。

「憂鬱、美しいと思いませんこと?

とある厳かな白い洋館に、少女は暮らす。
日替わりの習い事にはうんざり。
一時のティータイム、香り高いお紅茶にさえ、彼女には憂鬱。
窓の空は、あんなにも高く高く澄み切っているのに。

私は、何故此処にいるのかしら。

彼女の唇からは、憂鬱色の吐息。


御自愛。お赦し。お砂糖。頂戴。姉様。お好み。仕置き。唯美。尊厳。
レエス。愛。教師。お願い。ミルク。嘘つき。大嫌い。好き。
跪く。お恵み。鞭。無恥。無知。同床異夢。甘い。おリボン。罵倒。貴方様。

憂鬱に浸る、ワタクシ。
麗しいワタクシ。


これ以上、美しいものは有りませんでしょう。」


僕は聞き入る。
そして、何か言葉を返したくて、口を開く。
だって、彼女は僕を見て、僕に向かって言葉を発したんだ!

何か返事を、僕の言葉を。

どうにか声にして、彼女の耳に注ぐ。


「何を勘違いしていらっしゃいますのん。」


さっきと同じ物言いで。
流れる音の速さは、絹が手から滑り落ちるようにゆったりと。

ああ、僕はもしや、全く見当外れな事を言ったのだろうか。

また同じように。


「何を勘違いしていらっしゃいますのん。」


あ、そうだった、そもそも彼女は期待しない。
僕の、いや誰の言葉にも期待していないんだ。
いつもいつも、そうじゃないか。
偶然にも視界に入った僕を、使用言語が同じ生き物、と認識しただけ。
何も欲してないのは渇いた声で解る。
声を発した先に、たまたま耳にした僕がいた。
それだけであって、僕は、誰にも向けた言葉でないのに、僕への言葉だと思った。

疎ましいであろう。口を開くのが億劫なほど。


あ、あの僕は。ああ、なんだっけ。何を声にしたらいいんだ。


ただ、僕は、出来れば。
君の憂鬱に溶けて、麗らかに想いだしては濃い赤色をしているであろう溜息に混じりたいだけなんだ。
ごめんなさい、鬱陶しがられると知っているのに、こんな。
謝るから。僕が勝手に焦がれただけだよ。ごめんなさい。
だからせめて、一人遊びは止めてよ、ねぇ。 どうせなら、僕で遊んでよ、ねぇ…。
お願いだから、一人遊びは止めてよ!



全然関係ないけど、「返事は欲していない」って、仮面ライダー電王思い出すw
この語尾の「ますのん。」って凄く好き。
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2009/08/08
遺影と変わらぬ。


朝起きれば、彼女が微笑むかけるんだ。

彼女の写真。

彼女はもう、いないのと同じだけど。

彼女の写真を飾ろう。

想われなければ、死んだも同然。


…忘れないように。

彼女が、こうして、
僕に、
笑いかけてくれた事が、
在ったのを、
彼女が、こんなに、
僕を、
想ってくれた事が、
在ったのを、
彼女が、
彼女が、

何も、忘れないように。


あの、あの。

あぅ、あ、あ…


その。

愛してるんだ。


…ごめんなさい。ごめんなさい!



懐かしいなぁ。
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2009/08/10
するがいい。


さあ、敗北者平伏すが良い。

魔界の王子は監禁がお好きで。
私の胸に、恐怖の色がにじむ。

さあ、女泣く準備は良いか。

撓(しな)る音は鞭の唸り声で。
女の胸に、支配の痕が広がる。


どうって事は無い。
全て、支配者の言葉通りに踊れば良いだけの事。


さあ、支配者奢るが良い。

薄暗い孤独は安楽の子宮で。
彼女の胸で、眠りについた過の日は何処へなりと消えてゆく。

さあ、支配者声を上げると良い。



厨二っぽくしたかった。
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2009/08/16
お遊びしましょうっ!!


頼むよ、見逃してくれ!見逃してくれぇ!
私はそんなんじゃあ、ないんです!

両手を上に!右・左、後ろに回して大回転!
耳の横で、同時にひらひら。
笑顔は絶やさず、こっちを見てよ!


笑えないなら、僕がお菓子を上げる。
手をだせ、両手だ!
もう一歩、踏み出してくれなきゃあ上げられない!

おやおやおや、ポケットを叩けば一つが二つに。
これはロンド。踊りませんか?
貴方がこっちを向いて微笑みかけたらそれで良いのよ!!
ねえ、踊りませんか?
丁度二つあるんだもの。
早口、早口!歌うみたいに、高速で拘束で聞こえない、聞かせない。


あ、あああああああ・あぁ!!!!!!

両手をくれる?
今時標本なんて、磔なんて詰まらないだろう。
全てを、お前を食べるなんて飽きただろう。
猫の犬の豚の泣き声なんて聞き飽きただろう。

ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピーーーーーーーーーーーーーーーーー。


なんでなんですかあああああああ!!!!!!!


死・ん・だ、のは、だっれっ。


貴方だ。貴方だ!貴方だ!貴方だ!!貴方だ!!!貴方だ!!!!!!
あんたが死んだ!!!!!
全て終わった!!!!
くしゃって、上から下へ貴方が死んだ。

終わったよおお!!!!
ねぇ、褒めてよ!終わったんだよ!
終わったんだ!!!!



ガラースを通したらこんな音かな。
銃ー弾を食べたら、こんな声かな。
毒ガッスを吸ったら、こんな耳かな。

ふふふ、ふふ。うふふ、ふふ。


形良い胸を、手のひらで弄ぶ貴方。

淫売っお・ん・なが、大っ好き、ですかっ!


大っ好きなんでしょっ!!そうなんでしょっ!

四つん這い。丁度、二つあるよ。
どっちが良い?

ちくしょう・どうっ!!



口ずさんだ音をそのまま文字にしてみた。
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2009/08/20
夕餉


血の滴る香りに唾液を嚥下。
それはソースに成られます。
腹を切ると顔を出す。
やあ、こんにちは、頂きます。
粟立つ程新鮮な臓物たち。

私の舌を悦ばすのはどの子かしら?
この子かしら?それともこちら?

食せない肉など興味はない。
どれもきっと、美味でしょう。
舌なめずり、視姦した後(のち)、口腔奉仕。

私の胎(はら)を満たすのは何かしら?
あえてそのままで頂く享楽絶品。


目移りしちゃうわ。
食せない肉など無いでしょう。

骨まで削ぎ落として煮込むも良し。
スプーンですくって脳髄を堪能。
馨しいのは、まるで罪ね。
誘いの言葉に似ているの。


食せない肉など要らないの!
ねぇ、貴方。

貴方、
とても。

美味しそうね。



食べるの好きだから、食べる系の文章多いw
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2009/08/29
からっぽ。


満たされないのは辛いのです。
早く早く早く早く早くねえ早く、満たしてよ、早く。

それほど嘘がお好きですか。
信じた貴方の中では誠でしょう。
だったら最後まで信じて下さいな。
どうして嘘がお嫌いですか。
嘘は嘘だと貴方言い張るでしょう。
だったら初めから疑いなさいまし。

私の笑顔に騙された?
涙にやられた、綺麗だ、好きだの、応酬に。
何を言います、今更ながら。
嘘を要求したのは貴方。
つかざる得なくなった私の苦しみは、貴方の怒号で踏み躙られる。


酷いのは誰と思います?


空っぽの私を。
満たして、ねえ早く、満たしてよ早く、早く早く早く早く早く早く満たせないんでしょう?
知ってますのよ。
貴方では土台無理な事。



不満かな?苛立ちかな?
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2009/09/01
帰路


黒い寂れてるよ、駅のホーム。
どこからか聞こえてくる救急車のサイレン。
電車の音、通過のみ。
帰りたいです。

夜道置き去りにされた子のように。
生い茂る森の枝々は、連れ去り老婆のそれの様だろう。
縋る腕を、白くあまねく指を探す。

どこ、どこどこにいらっしゃいますの?
暗くて私が見えないんだわ。
私の好きな、闇色のせい。

自業自得。

振り返りぎわのキス。まるでその様。
独り小屋を照らす天井が床の間。
鳥篭も、要れるものが無ければ贅沢な飾りね。

重いからだが自重を失くす。
何処に導いて下さるの。

何処にもいないよ。
私は何処にもいないよ。


少しでも赦せてるかしら。
私は貴方を、少しでも赦せてるかしら。


要れるものが無ければ、ただの肉塊ね。



帰り道にふと思いついた文章に、ちょっと書き足したはず。
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2009/09/04
はよふ咲きよし


ほれ、すつかり風が冷たくなりんした。
わつちの季節が来なんしたな。

迎へてわ喜び。
過ぎてわ迎へて。
迎へてわ別れを繰りかへす。
何度目でありんせう?

わつちにや、初めてな気がひたしんす。

逸るきもちも幾度となく繰りかへしてきたはずなんしけど。
はつこひの少女の様に、赫をみつけてわ一喜一憂。

をあひできる日が来ることを、指を折って数えてをりんす。
この指が、たりなくなる前に。
ああ、もつと、指が少なければひゝざんす。

早ふ、はよふ。
わつちの赫わまだでやんすか?



廓言葉好きです。
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2009/09/07
不在。


だめ。だめです。
ご主人様が赦して下さいません。
だめで御座います。
飼い主不在を言い訳。

どうして立ちましょう。
立たなければ楽になりますよ。
どうして歩きましょう。
歩かなければ楽ではないですか。
どうして進むのですか。
強迫観念が押すのですか。
そのまま突き落してはくれないのです。


私には何もなくて。
この手に何も持っては生まれなかった。
中身は空っぽです。
ただ寂しいだけです。

落ちる日を焦がれます。
それが終りになるのでしょうか。
終わる日を焦がれます。
それがどんな終りなのか、想像もつかないのに。

だから、何も無いのです。


誰もいないのです。


私の脳は欠陥品です。
修理して下さる技師もいない。

私の心は欠陥品です。
修理して下さる技師もいない。

私は体だけが完成品です。
それなのに、無価値。


どんな出来の悪いお話だって。
終結するのに、書き手が不在。


どうして立ち止まってはいけないの。



暗中模索。躓いても転んではなりません。


泣き喚いて崩れる私を、抱きしめて下さいますか。
ねぇ、あなた。
泣き喚いて崩れる事を、誰に赦してもらいたいの。
応えてよ、私。



不安なのかな?淋しいのかもね。
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2009/09/11
白いぐにゅぐにゅ。


白くてぐにゅぐにゅしたものを食べます。

きな粉と黒蜜がかかってるんだけど、甘くなくて。

いっそ、チョコレートとかかけたら美味しい気がします。

溶けないきな粉を牛乳で飲み込む。

美味しいんだけど、この白いぐにゅぐにゅはいまいち無味。

牛乳の方が甘いな。

きな粉は依然、溶けないけれど。

もしかして、僕と一緒かな?

黄色い色もよく似てる。



葛餅って想像したより美味しくなくて、落胆した覚えが…。
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2009/09/16
順番


異形のものだと、誰が囁く。
君の番。君の番だよ。
誰かを飛ばして、誰かの番。
それも、誰かの所為にして。
誰でもないよ、誰でもね。


返してなんて思わないから。
どう、使い心地は?

最悪、でしょう。

だから、君のものさ。


是だけ。それは恐怖。
僕の番。僕の番だね。
君が渡した、この感情だけ。
それは、誰にも渡せない。
誰もいないよ、誰もだよ。

誰もいないから、渡す事が出来ないよ。

捨て場が無くて。
自然消滅を待って、指先で持って、そう震えながら。
それは恐怖。


そ知らぬふりで、君が渡す。
君の番。君の番だよ。
僕が受け取る、君の番はいつ?
どうして何も言わないの?
君の番は何時までも来ない。
僕の番。僕の番だよ。
誰も居ないよ。隣は誰?
君の隣は誰?僕だよ。
僕の隣は誰?君は居ない。


自然消滅を待って、震えながら待って。

明日が来る気配を、君が僕に押し付ける。

それは恐怖。


君の番は何時までも来ない。
いつも、いつも僕の番。



貧乏くじ引かされてる話。
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2009/09/18
既製品


所詮、既存の存在。
全てが影響されて出来たもの。
全てなんだ。
僕も是も其れも、全て、_既出品。
君はどうですか。

何処かで見ましたか?

僕が吐き出す。
何処かで見たね。
僕が、…僕が。

何処かで、お逢いしましたね。


既存の製品、お手ごろ価格。
聞き飽きた御伽話。
作り出す手も既製品。
この口もです。この頭もです。

少しずつ早くなるテンポに、切り替わるメロディーに。
昔聴いた音が重なるよ。


ああ、この声!この言葉だ!
昔、どこかで聞いたね。
懐かしいんだ。


既存の存在。



全部がオリジナルなのではなくて、全部が昔作られたものの模造品なんじゃないかなぁ、と。
そういうものって、安心感や心地よさがある。
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2009/09/23
境界線の見えない人物像


例えば私が、愛していると言葉にしたら。
薄ら寒いとばかりに、顔を歪める事すらしないでしょう。

だって、人間だもの。
そりゃあ、裏切るわよ。

ねぇ、裏切られたのは、誰?
境界線は、深い溝ではなかったのですか。
貴方と私と、何が違うのか、せめて示してください。
頭の悪い私です。
それが、貴方との違いですか。
それは、納得がいきますね。


例えば私が、それでも愛してると言ったら。
それだけは信じてください。
昔みたいに、側に置いてと駄々はこねないから。

形の無い物を信じるって。
そうね、難しいでしょうか。


出来れば側に置いて下さい。
出来れば隣に居させて下さい。
貴方の涙を、見させてくれても良いじゃないですか。

貴方は誰の前で泣くんですか。
どうしてそれは私では無いのですか。
口惜しいのです、何もかも。
私ばっかり泣くのは理不尽です。


どうして貴方は、私で無いのですか。


境界線は、底知れぬ谷ではないのですか。
それは一体なんでしょう。
どうしたって、貴方が見えない。

目を瞑ったのはどっち?



言葉にしないとわからないよね。
感情ばかりを優先する人は、どうしたら良いか解らなくて困る。
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2009/09/26
時間殺し。


さあ、次は何をしようか。
思考を巡らし、嗜好を凝らす。
君が側に来るまでの時間殺し。

次々と乗り換えては、君の番を待つ。
いや、君はずっとだよ。きっとね。

君が飽きるまで、そうずっと。


早く君が来ないかな。
僕はもうすぐ。
目標数値までもう少し。

この冬を乗り越えて、春が来る頃、君を迎える準備を終わらせる。
白い手帳の、百の位が埋まるのを、想像しては君を思い出す。
ああ、もう少し、もう少しだよ。


次は何をしよう。
もうちょっと面白いものを探そうか。
その間、絵を描いて、お話しを綴って。
それから、毛糸で愛しい彼が編み物を。
僕は書いて描いて、時間殺し。


ああ、楽しくないと死んじゃうよ。



楽しみな事が来るまでの時間潰しならぬ、時間殺し。
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2009/09/28
探し人


「なかなかイイ子が見つからない。」
女が疎ましげにぼやく。

「イイ子は早くに売られてしまう。容量のいい奴に買われてしまう。」

側の少女が一度だけ息継ぎをし、女に話しかける。


「お前にイイ子を充ててやりたいのに、さっぱりだよ。憎らしいね。」
「仕方有りません。また探しましょう。」

「下手な鉄砲数撃ち当たる。虱潰しで参りましょう。」

少女の目が、うっすら笑うのが見える。

「性懲りも無いのが、いい所なのです。」


「詰まらない奴は早々に切り捨てないと。時間が無いよ。」
女が遠くを見つめて、少女の頭に手をやりました。

それはとても、とても優しい手。

「まだお逢いしなければならない方が、この世には沢山いらっしゃる。
 それは、私が生まれた瞬間から決まっている、私が仕合わせになる法則。」

「ああ、早く。この子はここに居る。」



結局良いのなんて見つからなかったけどね、まあ妥協。
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