Memoに記載しました文章及び絵を纏めました。
加筆修正有り。

黒字・本文
青字・一人言

下に行くほど新しいです。

2009年11月。



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2009/11/04
つまり、そういう事だろう。


「今まで我儘言った事ないじゃない。」
素知らぬ顔で何を今更おっしゃいます。
可愛いだけの嘘の我儘ばかり吐いた所為ね。
私はいい子でいられましたか。


こんな事になるのなら、お前なんて初めからいなければ良かった!


彼女が僕にしたように、僕も居なかった事にすれば良い。
ドアを開けるのを、少し待って。
携帯から全て消していく。
初めからいなかったんだ。そうだろ?
完了したら、いない世界の出来上がり。

お前が作ったのはこんな形だ。
誰にもお前にも、助けてなんて言わないでいるだろう。
だからもう、初めからお前なんて居なければ良かったんだ。


助けを請えば手を握って泣いてくれたのかな。

事実を知って、拒絶した。

つまり、そういう事だろう。



誰も助けてはくれないな、って言うのは今もそうだなぁ、と思う。
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2009/11/08



今、正(まさ)しく欲しているのは、心的外傷後ストレス障害を併用する異形のもの。
何時もの様に、私を私でなくして下さい。

まるで処女の様に。
侵食する様に。
そう、もう一度。裂かせて下さい、もう一度。



自傷的なんだろうね。
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2009/11/13
先人の水


私の言いたいことなんて、先人が全て言ってしまいました。
今だって。みんなそうじゃない。
だったら言葉なんていらないわ。
どうして声が出るんですが。
重複する情報は不要です。
どうしてこんなにも言葉が溢れるんですか。
こんな小さい体なのに。
溢れて取り留めもなく、零れてただ乾くだけ。
水の様にあやふやな言葉。
飲んで下さる方がいなければ、無駄になるだけ。

自ら言葉を飲み込め。
なのに喉は渇くばかり。
どうして声がもれるんですか。
どうして言葉は私から。
何も与えはしないのに。

言葉なんて、知らなければ良いのに。



大概史上初みたいなのは、もうできった感。
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2009/11/15
慰めの道具。


私に触れる女の、繊細な指を目指し、ここまで参りました。
臨むのは遥か先の絶頂。
挑むのは遠き丘の約束。
変わることなく微笑む女の、口脣に。
甘い毒を馨らせた紅を。
それに触れるは、私の指先。
そして、私の口脣。
口移しで伝わる、感触。

ああ私は気付いた。

望んだのは、 寝台に横たわる、

彼の面影を残した 人形 。



都合がいい存在。
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2009/11/20
悲しみの原因。


あのね、血がね、流れてくるの。
私の体から、血が流れるの。
あと、2・3日くらいで流れてくるはずなの。
解るの。 だって、とっても悲しいもの。

仕方ない事を憂いて。
解らない事を憂いて。
怖くなっての繰り返し。

早く流れて欲しいの。
毎月悲しくなるから嫌なの。
使われないから、作らなければいいのに。
それは私では止められないの。
毎月悲しくなるから嫌なの。
怖いのは嫌なの。
悲しいから嫌なの。



生理痛つらい。
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2009/11/21
もっとつよい。


わたしがわたしを忘れてしまいそうなのです。
もっとつよい色にとけてしまいそうなのです。

くろが黒にくろでいなさい。
そうでないと。

なにいろ?いまのわたしは何いろ?

かれに彼にかれになりそう。
そうしたら。

どこなの?わたしはどこに居るの?

もっと、もっと黒に。
もっと、もっとありったけの黒を。
持ってきて。

ぶちまける。



自己主張?
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2009/11/24
どの薔薇がお好き?


あ、ああ…あーー!!!!
嘘つき、嘘つき!!
少ない言葉で簡潔で、私は喜びはしないのよ!

私を見せた。
ほんの少し、一つだけボタンを外して。

自信なんて、これっぽっちも無いのよ。

私はなんにも無いんだもの!


前はピンクが良かったの。
でも、今は。
アイボリーが良いかな、なんて心移り。

色なんて、なんだって好きなんだもの。

でも、どうしたって彼女の肌を酔わせる色はどれかなんて愚考して視線を迷わして、いつもみたいに。


ああ、何にも決められないよ。



優柔不断?
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2009/11/26
洗い物


彼女が微笑む、まるまる太った豚。
食べるのかな、と一言。
お前の大好きな肉だ、好きなだけ喰らうが良い。

夜な夜な爪切り、世を詰める。
還りたい世界が近づくの。
何処へなりとも行ってくれ。お前の世界だ。


落とされた供物は限りなく透明。
現れるのを、只管待つ。行儀よくお座り。
後ろを通ったのは、ヒトか、イヌか。
ドアを開けたら、右手に凶器。
佇む姿が、それそのものなんだ。狂気が形。

無理矢理だ、一貫性を繕う、俺。


お前がこびり付いて取れないんだ。
俺の脳髄を洗い出そうと、洗剤を取り出す。
泡立つ、お前の手。
其れよりも先に、お前が食い散らかしたナイフとフォークに皿と、残された脂肪。
白い脂肪を、まだ生温さの残る内に放り込む。

食後に林檎は如何。

洗われたのは、お前の手だった。

相も変わらず、汚れた儘だ。



感覚的だね。
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2009/11/29
吐息


額に熱を感じて、鬱蒼とした目で灰色の地面を這っていた。

口から吐き出した息の色を見て、ああこんなにも俺は冷たくなっていたんだ。

どうしてか、なんて聞くなよ。
ただなんとなく、なんとなくだ。

小鳥の囀りと形容するなら、あの声は耳鳴りのように纏わり付く。


寒さから逃げようと、あいつの服を掴んでベットに引きずりこんだ。
暖かさは幻でも、逃げ切れたのは事実なんだ。
憎たらしい顔したウサギが、赤い目をより一層深くして笑う。
なんでそんなに可愛いだ、どうしてそんなに愛らしいんだ。


「嗚呼、この声が金糸雀ならば、私は何も言う事はありません!
 時間を、太陽が昇り月が顔を見せる時も、私は歌を歌い計るでしょう。」


どうしてか、解らないんだ。
季節外れの果物を欲しがるのと同じくらい。

香ばしい香りに目を見張って、頬を緩ませてくれたのはこいつなんだ。


寒さから逃れながら、悴む指を取って重ねて体温を取り戻した。
温もりが偽りでも、嬉しくなったのは本当なんだ。
なあ、俺に長い脚をくれ。夜明けを無視してお強請りを続ける。
誰もが羨む様な、怨む様な、長い脚を俺にくれよ。



女性のおしゃべりは小鳥の囀りですよ。(がくがく)
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